三枝博士
三枝博士のおしりクリニック
正しい知識でおしりを大切に
-出血と痛みがセットとは限らない-
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1.痛みを感じる神経
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おしりの病気はイタイ!というのが世間の相場ですが、実は痛みを感じる神経というのは歯状線の下(肛門学入門を参照)しかありません。 直腸の粘膜などは切っても焼いてもかじっても、全く痛くないのです。
2.出血しても痛くない
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内痔核はいくら出血しても痛くありません(合併症を起こしていれば別です)。 直腸ガンにしても、特別なことがないかぎり、普通は痛みはないのです。 痛みを感じる神経そのものがないので、痛くないのは当たり前なのです。
3.血はどこからでも出る
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歯状線の下の病気は全て痛いといってもよいでしょう。痛みを感じる神経があるからです。 とかく、血が出るのは痛いものと思いがちですが、それは誤りです。
「血はどこからでも出る可能性があります。痛いのは痛みを感じる神経のある歯状線から下の部分に病変がある、または波及している。」 と考えてください。