三枝博士
三枝博士のおしりクリニック
家族のおしりも大切に
-高齢者のおしりと病気-
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1.高齢者のおしりと排泄
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お年を召しますと、肛門括約筋、骨盤筋肉がゆるくなって、直腸脱、痔核脱出、直腸粘膜脱がおきやすくなります。また、食事、運動の減少、腸管筋肉の衰えから便秘傾向になります。さらにいきむ力が弱くなることから便が出しづらくなります。
2.効率よい排便のために
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排便の時に、左右の4本の指を使って、座骨と肛門の間を押さえ、肛門の両側面を上に押し上げると良いです。 これにより若い人と同じような拳肛筋の働きをするようになり、排便がスムーズにできます。
また、あまりかたい便にならないように注意してください。
3.トイレで死ぬのはみじめ
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気温の下がる夜中から明け方に家の中で最も寒い位置にあるトイレに入って硬い便を出すためにいきむとどうなるでしょうか。血圧が楽に30くらいは上がり、危険な状態になります。そのためにも普段から楽なお通じにしておきたいものです。
4.高齢者のおしりの手術
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やはり高齢者は色々な疾患を抱えている方が多いのですが、特に心臓疾患や脳梗塞のためにいわゆる「血液サラサラ」の薬をのんでいると麻酔や手術に注意が必要になります。そうなる前に治しておきたいものです。
5.安心して老後を過ごすために
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人は幼児期におむつがとれて子供なりに自立とみなされ、そして排泄の問題で年齢を感じるようになります。年をとって排泄に他人の手を借りることが必要になることもあります。なかなか「ピンピンコロリ」とはいかないものです。また、施設によっては病気をもっていると入所な困難な所もありますので、先を考えたおしりと排泄の管理が必要です。