三枝博士
三枝博士のおしりクリニック
おしりが気になっている人へ
-出血した!!-
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1.排便時にポトポトと
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痛みはないのに鮮血が一、二滴、またはポトポトとしたたり落ちるような場合は、まず内痔核が考えられます。内痔核は肛門の奥の奥にできる痔核で、直腸末端の粘膜の下にある静脈がウッ血を繰り返し、ふくらんでコブのようになったものです。
痛みもなく出血も少ないので軽視し放置されやすい症状ですが、早く医師のところに行ったほうが良いでしょう。
直腸ガン、大腸炎、直腸ポリープでも似たような症状を示すことがあるので安心しないでください。
2.排便時に痛みなく激しい出血
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内痔核(いわゆるイボ痔)が進んだものと思ってよいでしょう。
脱出があったら、指で肛門内に戻して下さい。
出血量も多いので、これで貧血になってしまうこともあります。早急に医師のところへ行ってください。
3.排便のたびに痛みと出血
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うんちをするたびに肛門に痛みが走ったりしますが、排便が終われば何ともなくなるような場合です。 痛いわりに出血も少なく、紙についたりポタポタと落ちたりする程度でしょう。
これが肛門裂創(一般にいう切れ痔)で、肛門の縁が切れるために起こります。
これを繰り返していると、肛門裂創から潰瘍へと発展することがあります。これらは、おしりの病気で最も痛いものです。 たかが切れ痔と考えてはいけません。
4.排便後しばらくすると痛い
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3の症状に加え、ようやくうんちが出終わったなというときになって、肛門が締め付けるような感じになり、やけつくような激しい痛みが始まり、2〜30分、半日異常も続くような場合です。
これは、肛門裂創(肛門の縁が破れる)が古くなって起こる肛門潰瘍と肛門狭窄に特有の症状です。 これをほっておくと、肥大乳頭や肛門の縁にややかたいイボのようなものを作ることにもなります。
5.排便の途中で急に
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ふだん健康なおしりなのに、排便の途中で急に痛くなった場合は、食事の際に飲み込んでしまった魚の骨、誤って飲んでしまった薬のシートなどの異物が肛門にひっかかっている場合があります。 刺さったまま、そのままにして我慢していると、痛いだけでなく化膿してしまうこともあるので、専門医のところで抜いてもらいましょう。